股関節・骨盤は人間の基盤
「腰は体の要」と言われますが、股関節や骨盤は、人間の基盤となる場所です。体のもう一つの”脳”とよべるくらい重要です!
骨盤は、人間の上半身と下半身を体の真ん中でしっかりとつなぎ、バランスをとりながら、腹部と骨盤内にある大切な臓器を守っています。
・身体を自分自身で支えられること
・自分で歩けること
この2つが最大の機能といえます。
その骨盤の中でも、股関節は、要となる場所で、股関節のくぼみの中に大腿骨の頭(大腿骨頭)が入ることで、体の上部と足をつないでいます。
股関節は筋肉と骨格のバランスを保つうえで、中心的な役割を果しているので、ここに問題が起きると、頭から足先までの全身に強く影響を及ぼします。
◆股関節に起きる関節炎とその原因
股関節のくぼみにはまっている大腿骨の頭と、それを受ける股関節の内側は、軟骨でおおわれています。その軟骨は、滑膜という細胞膜から、潤滑剤として働く滑液を分泌して関節を守っています。
関節炎とは、股関節に普段とは違う摩擦や刺激が加わり、滑膜が炎症を起こして、この滑液が増え、外から見ると腫れたようになることです。
滑液が多く分泌される理由は、肩、ひざ、足首の関節と、股関節との正しい配列が崩れ、股関節とのバランスを失った大腿骨の頭の部分が、今までにない回転をして、股関節の内側にぶつかって、軟骨がすり減ってしまうのを防ぐためです。
これは関節を守るために、体が行う自然な反応ですから、病気でもなく、年齢にもまったく関係ありません。
ただし、股関節がアンバランスなままの状態で歩くと、正常に機能しているときの10~20倍もの力が股関節にかかり、それは体重の約3倍にもなるといわれています。
体重70キロの人ならば、歩くたびに、210キロもの重さの衝撃が股関節に加わっていることになるのです。
このように、何年にもわたって関節がこすられると、軟骨は削り取られ、ほとんどクッションがなくなります。
そのため、そこに圧力が集中し、より大きなダメージを受けて、激しく痛み、関節を自由に動かせなくなってしまうのです。
また、削られた軟骨のかけらが、関節の動きまでを妨害しはじめています。
だから、股関節を整えることが大事なんです!
首・肩・手・腰・膝・足など人間の身体は全て繋がっています。 よって「筋肉を再教育」することで血液の循環を良くし、自然治癒力を最大限に高めます!
長野県 松本市 整体院 姿勢専門整体Life 小泉
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