足に多い疾患と痛みの原因
代表的な足のトラブル
〈回内足、回外足〉
回内足とは、土踏まずのアーチが下がって、足首が内側に傾いた状態をいいます。
回外足とは、その逆で、足首が外側に傾いた状態の足をいいます。
回内や回外が酷くなると、強い圧力が足の骨格だけでなく、その周辺の筋肉や靭帯、腱などの組織にかかることになり、足の怪我の原因となります。
〈足底筋膜炎〉
足底筋膜炎とは、足底筋膜と呼ばれる、踵の骨の下側と足の指の付け根を繋いでいる、丈夫なひも状の組織が炎症を起こした状態です。
歩いたり走ったりする時に、足が地面を蹴ると、釘を踏みつけたかのように、かなりの痛みが生じます。
この痛みは、足への体重のかけ方や、間違った足の運び方によって、踵に不必要な摩擦が生じ、足底筋膜に繰り返し重さがかかることで起こります。
〈踵骨棘〉
踵骨棘とは、踵の骨が異常に大きくなったものです。骨の底面に棘状のものができて、立ち上がる時や、歩く時に痛みを生じます。
踵骨棘は、摩擦や圧迫などで、沢山の刺激を受けた場所にできます。
通常、骨棘を切除する手術などが行われますが、踵の骨に刺激を起こしている原因を治さなければ、痛みや炎症は何度でも再発します。
〈たこ、うおのめ〉
たこ、うおのめは、皮膚に繰り返し圧迫が加わることで、角質層が厚くなってできるものです。
たこは、踵や足の指の付け根など、摩擦や圧迫などで強く刺激を受ける場所にできます。
うおのめは、足の裏や足の指の関節部分にできることが多く、中心に角質が固まってできた芯があり、押すとかなり痛みます。
たこ、うおのめの原因は、足に合わない靴を履くことだとよく言われますが、根本的な原因は、足、膝、股関節の筋肉が正しく働いていないために起きる不必要な摩擦です。
〈外反母趾、腱膜瘤〉
外反母趾は、足の親指の付け根が外側に飛び出した状態です。
腱膜瘤は、親指の付け根にある少量の液体を含んだ袋(滑液包)が炎症を起こして、痛みとはれを伴ったものです。
腱膜瘤は、外反母趾が原因で起こるといわれていますが、根本的な原因は、間違った足の運び方と体重のかけ方によって生じている摩擦や圧迫です。足を正しく運び、足に正しく体重をかけるようにすれば、症状は大きく改善されます。
〈ハンマー足指〉
ハンマー足指は、足の指が関節のところで曲がったままになり、縮んで硬直した状態です。
初期の段階では、まだ関節は動きますが、放置しておくと、やがて動かなくなります。
長年にわたって足に合わない靴をはき続けたことが原因だといわれていますが、間違った足の運び方や体重のかけ方が原因で、筋肉のバランスが悪くなるため、足の指の関節が縮んだままになることで、足の役割を代わりに果たそうとしているのです。
「結果」として現れた個々の症状を治そうとするのではなく、起きてしまった「根本の原因」を正すことが必要です。
全ての足のトラブルは、足だけではなく、全身の筋肉のバランスを診る必要があるということです!
首・肩・手・腰・膝・足など人間の身体は全て繋がっています。 よって「筋肉を再教育」することで血液の循環を良くし、自然治癒力を最大限に高めます!
長野県 松本市 整体院 姿勢専門整体Life 小泉
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